私の男こと、山下次郎ちゃんについて。

※この記事は2018年の記事に、2020年7月現在加筆・修正したものとなっています。


※2021年3月、加筆

 

みんな~~~!!!恋、してる!?

私はしてるよ!最高にかっこいい彼と恋してるよ!!

今日はそんな彼との馴れ初めと惚気について聞いてください!!!

 

彼との出会いは、私がまだ高校3年生だった頃だった。

化学なんて嫌いでいつも赤点を取っていて、化学教師に「チョロ美!黒板見えてるか?」「チョロ美!ここわかるか?」と授業中に名指しで注意されることがしょっちゅうだった。

 

私は化学が理解できない。

国語は正解が文章中に示されているし、歴史は「この事件が起きたからこの出来事が起きた」という流れを把握すれば理解できる。

 

ただ、化学はどうもだめだ。

最たるものは元素表。どうして最初から決められているのか、私にはそれが分からなかった。

水素は沸点があらゆる物質の中で最も低いと書いてあり教師に「どうして?」と聞いても「そういうものだから覚えろ」と言われてから、化学が嫌いになった。

 

「どうしてそうなるのか」その答えを私は知りたかっただけなのに、「そういうものだから」と一言で片づけられてしまうのがとてつもなく悲しかったし理解ができなかった。

 

化学に対して「ググればどうにでもなる世の中だし、文系コースだし、とりあえず授業態度だけは真面目にして、聞いてるふりだけしていよう」と決め込んだ。

 

そんな化学嫌いな私の元に現れたのが、教育実習生の山下次郎だった。

 

良く言えば余裕たっぷりに、悪く言えば気怠そうに挨拶をする彼は、カチコチに緊張している他の教育実習生とは違い、目立つように思えた。

 

「陰気臭い目だし、姿勢も悪いけど、声がいいし顔だって悪くないな。」

無知ゆえに怖いもの知らずだった女子高生の私は、彼にそのような第一印象を抱いた。

 

彼が教壇に初めて立った日。

だるそうに挨拶をしたあの日とは少し違った彼の姿が見えた。

姿勢はあの日と同じく悪かったが、目の奥は少し光っているように見えた。

 

ベルベットのような彼の声がクラスに低く響いた。

 

錬金術って、知ってるか?」

 

初めての授業の第一声が、それ?化学と何が関係あるの?

 

「知ってる知ってる!等価交換ってやつだろ!俺アニメでみたことある!」

クラスの明るい男子が、山下先生に向かって両手をパァン!と合わせて、問われた錬金術について答える。

 

「あー、そうね。君たちはそっちの方が馴染みあるか。」

そうかそうかと頷いたあと、教壇に頬杖をつき、クラス全体を舐めまわすように見渡した後、口の端を上げて目の奥を輝かせてこう言った。

 

「石っころを黄金にしたくて錬金術ができたんだ。それが化学の始まりってわけよ。」

 

化学の成り立ち。

考えたこともなかった。

道端に落ちているあの石を、黄金にしたい。

そんなバカげた発想から、世界共通の学問となったのか。

 

へぇ、と感心して「変な先生。」と想いながら声を殺して笑っていると山下先生と目が合い、私を見つめて口の端をあげた。

 

「化学に興味がある生徒もそうじゃない生徒もいるかもしれない。ただ、知ってみると案外面白い事って結構あるぜってことを俺は君たち若人に教えたい。」

 

んじゃ授業を始めますかね、と言って始まった彼の授業は、ベテランの教師が教えるよりもはるかにわかりやすかった。

 

**

 

「山下先生。」

 

授業が終わった後、人気の少ない3階の階段を降りていく彼の背中に向かって声をかけると一瞬驚いた表情を見せ、

「どしたの?オジサンに何か用?」と言われた。

 

「先生まだ23でしょ?オジサンじゃないじゃん。」

「18歳からしたら23歳なんてオジサンでしょ。で、何か用?分からないところでもあった?」

頭をボリボリかきながらも、こちらに歩み寄る。

 

「違うの。あの、先生。私化学って嫌いで、なんで最初から決まっている事象のことについて、どうしてそうなったんだろう?って考えていたら授業についていけなくなったの。」

「それは難儀な性格だねぇ。」

「でもね、先生の錬金術の話を聞いたら、ちょっとだけ興味出た。ありがとう。それだけ伝えたかったの。先生、きっと若者を導く素敵な先生になるよ。」

そう言うと「ありがとさん。」と笑って頭を撫でられた。

 

***

その後、山下先生は教育実習を終え、いつの間にか私も高校を卒業して大学に進学し就職をして日々の生活に追われた。

24歳の誕生日を迎えた時、あの時23歳だった山下先生の歳を1つ追い越したことに気づいた。

「今頃、高校教師にでもなってるのかな。」

そう思って、教壇に立ち若人達に希望のエールを送る彼の姿を想像した。それだけで、なんだか幸せな気持ちになれた。

 

仕事が休みの日、趣味の一つでもある料理の調味料を調達しにスパイス専門店へ足を運ぶと、背の高い男性が背中を丸めてスパイスの瓶を眺めていた。

 

「…あの、すみません。もしかして、山下先生、ですか?」

恐る恐る声をかけると「もしかして、チョロ美?」と目を丸くして、チョコレートのように甘い声で私の名前を呼んでくれた。

「えっ、覚えてるんですか?教育実習中だった生徒の名前!」

記憶力いいんですね、と声を弾ませて言うと彼はいやいや、と困ったように笑い

「時効だから言っちゃうけどさ、オジサン、階段でキミに声をかけられたとき好きになっちゃったんだよね。」とサラリと告白された。

 

これが、彼との馴れ初めだ。

 

付き合って1年たった。30歳になった彼が突然「俺、教師辞めてアイドルになるわ。」と言ってきた。

冗談だろうと思って「へ~、次郎ちゃんがアイドルか~楽しそう。うちわとペンラ持って行くからさ、絶対一番最初に私を見つけてファンサしてよね!」そういうと「へいへい」と答えた。

 

まさか、本当に三十路となった彼がアイドルになるなんて、思わなかったのだ。

デビュー会見をテレビで見て頭がクラクラした。まじかよ。30超えた男が教師を辞めてアイドルって。まじかよ次郎ちゃん。ていうか、なんだよそのぴっちりしたウルトラマンみたいなトンチキ衣装は。同じ事務所のJupiterはめちゃくちゃかっこいいのになにその衣装格差。事務所、どんな運営してるの?え?大丈夫?

ぐるぐると思い悩みながらも、彼の勇姿を見るために私はチケットを自分でもぎ取り、「次郎ちゃん♥ウインクして♥」といううちわを作って、ピンクのサイリウムを買って小さな小さなコンサート会場へと向かった。

まだまだ知名度も人気も無いアイドルグループなので、早朝に並んで整理券1番をゲットして、次郎ちゃんにすぐに見つけてもらえるようにステージ最前列左側の立見席を確保した。彼の立ち位置は、観客席側から見て左側だと、事前に彼から聞いていた。

人がどんどん入ってくる。小さなこのハコが女の子や、ちらほらみかける男性で埋まった。公演開始のアナウンスが流れ、会場の照明が消え、会場が歓声に包まれピンクのサイリウムで彩られた。

ステージには、眩しく輝く次郎ちゃんがいた。

すぐに私に気づいて、私が手に持つうちわを指さしてウインクをしてくれた。

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神ファンサ。ありがとう、次郎ちゃん。

過去が未来を輝かせてく。

貴方と過ごした過去と共に、貴方の輝く未来に私も隣にいさせてほしい。

そう願った。

 

****

という夢小説もどきを書くほど山下次郎ちゃんにガチ恋しています。

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改めて、山下次郎ちゃんについてご説明をさせてください。

彼は「アイドルマスター SideM」というゲームが原作のキャラクターであり、理由あって教師を辞めてアイドルとなりました。(その辺はアニメアイドルマスターSideM第5話「先生よ、大志を抱け!」をご覧ください。神回です。)

 

つーか、説明も何も私もアイマスについて全く詳しくなく、Mマスがリリースされたときたまたま入院していたので「暇だからP(プロデューサー)活動してみるか」とポチポチゲームをしてたんですよ。

で、そこで陰気臭そうな彼をスカウトして、さらに衣装がこんなトンチキ衣装だったために「なんじゃこりゃ」と思った記憶があります。

 

退院を機にP活も終了し、たまにデレマスPもやったりとしましたが、ある日突然アイマス先輩にMマス楽曲プレゼンをされ、

「えっ待ってめっちゃ良曲のオンパレードじゃん…。」

となり、huluでMマスをみたら

まんまと5話で山下次郎ちゃんにガチ恋をしておりました。

 

以下は5話での山下次郎ちゃんの、受験生に向ける激励の言葉です。

山下次郎30歳、人生ふらふらしていたらいつの間にかアイドルだ。だがな、やってみたら案外面白い!こんな俺でも可能性ってやつがまだあった。遅すぎることなんて何もないんだな!  

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色々あるけど、今だけでも楽しんでいってくれ!

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良い男すぎる…彼の激励に私はボロ泣きし、その後のS.E.Mのパフォーマンスに心奪われ、勇気と元気をもらいました。

5話EDの「From Teacher For Future!」もとってもとっても良い曲なんですよ…。

君が未来に向かって走りだすなら
Promiseだよ We wacth over you!
興味ってのをヤル気に変える声援を
送ること…宣誓しよう!

キミハデキル!
ナンダッテデキル!
キミハナレル!
ナンニダッテナレル!

From Teacher!
学んでく理由(わけ)は簡単だ
熱い思い受けとめる
世界広がるからだ
To Future!
流す涙や胸の痛み
成長している証だろう
始まりはいつだっていい…
Your Start! 

 

www.youtube.com

 

何かを始めることに、遅すぎることはない!!!!!!!!!はあ~~~~~好き~~~!!!!頑張る!頑張るよ!ありがとう次郎ちゃん!ありがとうS.E.M!

ちなみに次郎ちゃんは、事務員の子にさりげなく飲み物を渡せる優しい子です。

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みんなが事務員をねぎらう中、スッ…とその場を離れ、

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飲み物を用意して渡す…。

できる男だ。さすが私の男。

まじでアニメ全話しかみてなくてゲームもしてないし、楽曲も全部聞けていないのですが(完全限定生産のS.E.MのMOON NIGHTのせいにしてが超聞きたい。はまる時期が遅すぎたクソクソクソクソ!!!!!!!!!!!これも全部MOON NIGHTのせいだ!!!!!!!!!!)

(※2020年現在、理由あって楽曲は手元にあります。過去の私、よかったな!)

 

マジでMマス、楽曲が超良い…。

浅く広いジャニオタなのですが、今度は「ジャニオタが選ぶ!ここが良いねMマス楽曲!」というエントリでもブログを書きたいくらい曲が良い…。

 

以下はガチ恋するのが久しぶりで不可思議な行動を取っている私です。

 恋って人を狂わせるね…。

 

そういえば、3月にタロット占い師に「6月に良い出会いがあるから、外に出て徳を積みなさい」と言われたんですよ。「よっしゃ積む積む~!!」と善行を行っていたのですが、6月に山下次郎ちゃんと出会ったので

あのタロット占い師、ズバリ的中している。

 

あっ、山下次郎の枕詞が「私の男」というだけで同担拒否という訳ではないのでどうぞよろしくお願いします。

 

はぁ…山下次郎ちゃん…好きだ…。

 

追記:とうとうMマスも始めました。時間泥棒。ソシャゲマジで怖い。刀剣乱舞沼でぬくぬく育った審神者、ついてけない。怖い。

 

追追記:2020年7月現在の様子です。

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前回の上位報酬クリスマスイベが無念の510位だったため、ぜってぇ結婚したる…と

意地になり、無事結婚できました。ありがとうございました!これからも幸せに暮らしていきます!!!!!!!!!

 

また、根が箱推しD.Dなので現在315事務所箱推しとなり、

財布が悲鳴をあげています。無理のないP人生を歩もう!!!!!!!!

 

ちなみに下記が披露宴でのセトリです。暇な人だけ見てください。

オタクは誰しも一度は自分の結婚式か葬式のセトリ考えるだろ。

 

迎賓

MEET THE WORLD!

千客万来ニーハオサァカス!

PRIDE STAR

DIVE to CRAVITATION

 

披露宴入場曲

MOON NIGHTのせいにして

(特殊イントロで、友人各位にUOを折ってもらい、「月が出たぞー!」と騒いでもらう。

正式冒頭のイントロで扉がバーンッと景気よく開き、新郎新婦入場)

 

ケーキ入刀

スマイル・エンゲージ

 

歓談

Fun!Fun!Festa!

笑顔の祭りにゃ、福来る

夢色VOYAGER

 

新婦中座

恋をはじめよう

 

再入場

BRAND NEW FIELD

 

テーブルラウンド

Secret Playful Drive

ミュージアムジカ

夏時間グラフィティ

 

謝辞

Swing Your Leaves

退場

GLPRIOUS RO@D

フィナーレ

DRIVE A LIVE

送賓

Beyond The Dream

 

二次会入場

Reason!

二次会歓談

Bet your intuition!

FromTeacherToFuture

JOKER⤴オールマイティ

HIGH JUMP NO LIMIT

 

以上!ここまで読んでくれた人は本当にすごい。ありがとうございます。


※2021年3月加筆


最近は彼に対する気持ちがガチ恋というより、「共に闘おう」という気持ちが強くなってきました。


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315プロダクション箱推しですが、

やはり担当アイドルというものは特別な存在であることには変わりありませんね。